宝石・貴金属などの適正査定・高額買取が評判。
金・プラチナ・ダイヤモンドのご売却なら福岡宝石市場

1. アレキサンドライトの品質評価

アレキサンドライトは「カラー」「クラリティ・透明度」「テリ・輝き」に加え特徴的な「カラーチェンジ効果（変色性）」を総合的に評価します。
その中でも重要なのは「カラー」と「「カラーチェンジ効果（変色性）」で、上質のアレキサンドライトは、太陽光の下で緑色から青色、白熱光の下で赤色から紫がかった赤色を示します。
彩度は、強い方が高い評価となりますので、 淡色の場合には、上質の宝石に見られるような濃い色にはなりません。
明度は暗すぎず、明るすぎず中間くらいの石が高い評価となります。

次に「クラリティ・透明度」は、よりインクルージョンが少なく、透明度の高い石が高い評価となります。
アレキサンドライトは液体インクルージョンやフラクチャーが内包されることが多い宝石ですが、特にフラクチャーについては表面まで達していたり、石の中央部分に入っている場合などは大きなマイナス評価となります。

3つ目の「テリ・輝き」については、カットとの関連性が高い要素となります。
アレキサンドライトは、??ブリリアントカットのクラウンとステップカットのパビリオンからなるミックスカットにされるのが最も一般的です。
カット形状や石の品質ごとに最適な縦・横・深さの比率があり、その石の個性を見極め、最適な比率でカットされた石がより美しく高い評価となります。

2. アレキサンドライトの処理について

アレキサンドライトは無処理の宝石です。

3. アレキサンドライトの産地について

アレキサンドライトの産地は、ロシア、ブラジル、スリランカとなっています。
産地ごとに変色性の色合いや、インクルージョンの特徴が異なります。
スリランカ産のアレキサンドライトは、比較的大きい石が産出されますが、その色の魅力は低い傾向にあります。 スリランカ産のアレキサンドライトの緑色はロシアの石の青緑色に比べて褐色〜黄味がかっており、またその赤色はたいてい、紫がかった赤色ではなく茶色がかった赤色です。
ブラジル産のアレキサンドライトには、ロシア産並の上質カラーのものがあり、透明度もロシア産と比較して高い傾向にあります。ただしブラジル産のものは減少傾向です。
各産地における価値の違いとしては、ブラジル産が最も高く、次いでロシア産、スリランカ産となります。